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零売について

更新日:3月18日

目次

零売とは

購入可能品目

販売不可品目

利用方法

メリット・デメリット

まとめ


 

零売(れいばい)とは


薬局で出されている薬が欲しいけれども、仕事や学校が忙しくて病院に行けないのでなかなか手に入らない……。

病院に行く時間が取れないがいつも処方されてるいる薬を継続して飲みたい……。

などとお困りのかたはいらっしゃいませんか?

そんな方にお勧めなのが、病院の処方箋がなくても薬局で医療用のお薬を購入できる零売(れいばい)という制度です。



零売とは、医療用医薬品を処方箋なしで薬局にて購入可能な方法のことです。



零売では、15,000種類以上あるといわれる医療用医薬品のうち、ほぼ半数を処方箋なしで購入することができます。


実は零売という形態それ自体は以前から存在していましたが、あまり使われておらず、世間でもほとんど認知されていませんでした。しかし、近年問題になっている医療費の高騰を抑えたり、顧客の利便性を上げられ、さらに薬局の地域医療への貢献の一つの形としても、零売という手法が注目されているのです。



医薬品でもドラッグストアなどで処方箋無しで普通に買える薬はOTC(Over The Counter医薬品といって、特に購入の際に必要なものはありません。一方病院で診察を受けて処方される薬は医療用医薬品と言い、原則購入時は医師の処方箋が必要になります。なお一般的には、医療用医薬品の方がOTC医薬品よりも効果が高いとされています。



調剤薬局で扱う医療用医薬品は、処方箋医薬品と非処方箋医薬品の2つに分類されていますが、零売が可能なのは原則非処方箋医薬品になります。



零売とは、購入希望者が、薬剤師と相談して薬局にて医薬品を購入するという、いわばドラッグストアなどで薬を買うことができるような感じだと考えて頂ければと思います。


 

購入可能品目


・痛み止めの薬
・胃腸薬
・ビタミン剤
・保湿剤
・塗り薬
・貼り薬
・漢方薬
・花粉症のアレルギーの薬
など
※上記カテゴリーでも販売できないものもあります


 

販売不可品目


・高血圧の薬
・糖尿病の薬
・抗生物質
・精神安定剤
・睡眠薬
・喘息の薬
・抗がん剤
など

前述しましたが、零売で購入可能な医薬品は「処方箋医薬品」以外の医薬品になります。

販売できる医薬品としては、痛み止め、胃腸薬、アレルギーの薬、貼り薬や塗り薬、保湿剤やビタミン剤、漢方や胃腸薬、などとなります。(カテゴリー内であっても販売できないものもあります)また、高血圧、糖尿病、抗生物質、精神安定剤、睡眠薬、喘息、抗がん剤などは零売での販売はできません。


 

利用方法


零売薬局の利用の流れ

1. 事前予約、薬局への来局、問診票の記入
事前予約があれば薬が薬局にない、などのトラブルを防ぐことができます。来局時にはお薬手帳があれば持参しましょう。来局後は問診票を記入いただき、販売について判断します。
2. 薬剤師との相談
薬剤師は、体調や、医薬品の副作用や効き目といった内容について相談、説明します。
3. 会計
使用に問題がなければ、必要量をお買い求め頂けます。

となります。


 

メリット・デメリット


零売は薬剤師が薬局で相談、説明を行い、薬の対面販売をします。実際の所要時間はだいたい10分程度と短いです。一方仮に医療機関に行けば、診察時間だけでなく会計の待ち時間も発生するので、零売薬局を利用すれば時間短縮が可能になるということです。このように仕事をしているなどで時間がなかなか取れない人などにとって、医療機関受診などで掛かる一連の時間を減らせることは、零売のメリットになります。



また零売を利用すれば薬を薬局でいつでも購入ができます。例えば処方箋を使っての薬の購入の場合、処方箋には有効期限があるため、処方箋を発行された日から4日以内に、薬局などで薬を購入しなくてはなりません。

一方零売薬局であれば処方箋を必要としないので、医療用の医薬品を薬局で処方箋なしにいつでも購入することができます。



デメリットとしては、必要最低限の量の提供が義務付けられており、欲しいからといって大量の医薬品が購入できるわけではないところです。また零売で医薬品を購入する際は代理人による購入はできず、原則使用者本人しか購入ができないようになっているので注意が必要になります。



忘れてはいけないのは、零売薬局があれば病院に行く必要がないという訳ではありません。原則としては、処方箋医薬品以外の医療用医薬品も、処方箋を発行したうえで薬局でもらうものですので、零売においては必要な場合には医療機関での受診が推奨されています。



 

まとめ


零売は、今後日本で広がっていく可能性のある販売方法です。基本的には使用者にメリットの多い販売手法であるといえますので、状況に応じて上手に使っていきたいですね。


また弊社運営の薬局でも零売を行っているので、必要な際にはお声がけいただければと思います。









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